書名

高校生が抱く、「入試の英語をすらすら読みたい」、「英語で議論をしたい」、「将来英語で仕事をしたい」という思い。
これらを実現するためには、盤石な単語力と文法力に加え、それらの知識を統合して、瞬時に発揮する必要があります。そこで、「スピード感」、「瞬発力」から連想される、陸上競技でもなじみのあるSPRINT=全力疾走をタイトルに選びました。

メッセージ

SPRINTはテストではありません。つまり、丸つけ、得点チェックはゴールではありません。問題を解き、英文の訳や文法事項を確認する学習はとても大切ですが、それを学習のゴールにしているうちは、いつまでたっても「瞬発力」は身につきません。そこで、SPRINTでは全ユニットに「高速レスポンストレーニング」を設けました。一度読んだ英文に出現する単語のクイックレスポンスや英文のシャドーイングをゴールとし、習慣化する工夫をほどこしました。また、音声を使った学習の習熟は、音声をふんだんに使う学校の授業との親和性も高く、積極的な授業参加へつながるものと思います。

制作陣

センター試験や外部試験に対応できるよう、受験参考書や模擬試験作成に加え、とりわけ英検TOEIC対策の著作(20冊超)編集経験が豊富な株式会社交学社と編集部で企画、制作をしました。
オリジナルの読解文、リスニングスクリプトは、5年にわたり早稲田大学の英語論文執筆指導をされ、現在はカナダで執筆活動等を行うバイリンガルの塩田紗智子先生を筆頭に、ニューヨーク州立大学大学院修了後、教育関係出版社等勤務を経た英文専門のライターの小宮徹氏が執筆。BBC、CNN、ロイター、アルジャジーラなど海外メディアをソースとした英文はSPRINTの特徴の一つです。また文法、作文問題は米国の大学へ留学後、5年間の駐米経験を経て、現在予備校で教鞭をとる碇賢介先生らが高校生の躓きやすいポイントをおさえた問題、解説を執筆しています。

編集後記

英語教育が大きく変わっているさなか、「新テスト」、「4技能測定」が声高に叫ばれていますが、高校生の英語学習の中心はあくまでも学校の授業です。したがって、SPRINTは、新傾向を考慮するだけではなく、授業との接続も大事な要素だと考えて企画しました。問題集にできることには限りがありますが、変わりゆく英語教育に対する編集部が考えた最善の答えが「音声重視」でした。生徒の皆さんがSPRINTを通じ音声を使ったトレーニングを習慣化すれば、先生が日ごろ腐心されている多様な音声活動を取り入れた授業へ、スムーズに接続するのではないかと思いました。その一助となればこの上ない幸いです。